アンリ・マティス特集

Henri Matisse

  • 油彩・素描・版画
  • 挿絵本『ジャズ』

油彩・素描・版画

挿絵本『ジャズ』

アンリ・マティスについて

20世紀を代表するフランスの画家。はじめ法律の勉強をしていたが、病気療養中に絵を描いたのをきっかけに、画家になる決心をして、国立美術学校などで学ぶ。ルオー、マルケ、ドラン、ヴラマンクらとともに1905年のサロン・ドートンヌの一室に展示され、その強烈な原色と勢いある筆致から、「フォーヴ」と名づけられた。マティスはその後、単純化された色面の効果を追求するようになる。1916年以降は南仏のニースにたびたび滞在した。1940年代以降は切り紙絵が重要な表現手段になる。切り紙絵は、助手が紙に色を塗り、それをマティスがハサミで切り抜き、構成するという方法で制作された。

ブリヂストン美術館とマティス

開館前の1951年に、石橋正二郎はマティスから署名入りの本をプレゼントされています。ここには、同年、東京国立博物館で開催された日本初のマティス展に作品を貸した事への御礼のメッセージが添えられています。

また、1952年の開館直後に開催されたマティス小企画展に続き、マティスが亡くなった1954年には、収蔵品による追悼展をいち早く開催しています。当時、来日中の美術史家ベルナール・ドリヴァル(当時、パリ国立近代美術館副館長)は、以下のように当館のマティスコレクションを賞賛しています。
「偉大なマティスの死を悼み、最初に追悼の誠意を、彼の作品を通して示した美術館はおそらくブリヂストン美術館であろう。ここには彼の芸術の歴史がある。だからこそ出来るのである。この美術館の常設展示そのものがマティスの最初の追悼展である。」

現在、ブリヂストン美術館では、マティスの作品を油彩10点、紙作品26点の合計36点収蔵しています。国内の美術館では質、量ともにトップレベルのマティス・コレクションと言えるでしょう。

  • マティス自筆署名入り贈呈本
    マティス自筆署名入り贈呈本
  • 1954年 マティス追悼展1954年 マティス追悼展
    1954年 マティス追悼展
  • マティス展示室風景
    マティス展示室風景